1月18日、いつものように石狩川へ。
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先週の暖かさから一気に寒くなり、週末からは更に強力な寒波がくるようだ。水面には氷の塊が頻繁に流れてくるが、釣りができないほどではないので至近距離狙いで始めることに。釣り始めた時は無風で陽射しも時折あり、この時期らしい寒さの中での冬の釣りを楽しむ余裕があった。

最初のストリーマーでアタリがあり、合わせたが手袋からラインがすり抜けてしまいフッキングせず。全てが凍りついているので滑りやすい。フライをキール仕様のウーリーバガーに替えてみたところ、やや離れた箇所でもアタリがきたがこちらも掛からず。その後、ロングキャストで広範囲に狙っていたところ、2回続けて小さなアタリがきたがこちらも掛からない。どうも調子が良くないようだ。
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午前中に1匹は釣りたいところだが、時計を見ると15分前。下流からの風も強くなり、大粒の雪が斜めから降り続ける。顔が冷たく、風によって何もかもがすぐに凍りついてトラブルが絶えない。そんな中、流れの緩い方へ移動してリトリーブ中にズシリと重くなりようやくの初ヒット。

しかし2~3秒ですぐにバレてしまった。重さがあり、あきらかに大物だっただけに悔しさが残る。徐々にキャストしながら下流へ移動して再び20分後、先ほどのバラシの正面に戻り1投目。先ほどのようにズシリと重くなり、合わせたが一瞬根掛かりかと思えたが、ジリジリ動くのが分かり掛かっているようだ。

リールは完全に動かないので、手元のラインだけでやりとりすることに。かなり早くネットの射程内付近へと誘導できたが、そこから先に寄せることができず、なかなかネットに手を出せない。時間を掛けるとガイドも完全に凍りつくので、水面に顔が出た時に一気に寄せて1発でネットイン。先ほどバラシた奴だろうか、すぐにバラシているので十分喰いつく可能性はあるだろう。
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いつもと違い珍しく色の濃い、しかもワニ顔の56cm。

その後はフライを替えていたのだがアタリが遠のき、再度アタリフライへ交換。アタリが2回続けてあった流れへロングキャスト。2投目のリトリーブ中にズシリと重さが伝わり合わせるが、重くてこちらも根掛かりかと思えたがグイグイ引き出した。ラインをたぐり寄せ、細く銀色の魚体が一瞬見えたので大きなアメマスが掛かったようだ。ここでこのサイズのアメマスは珍しいと思っていると、次に見えた魚体がイトウだと分かり更に珍しい。
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真冬でもコンディションの良いイトウ。

こちらもおそらく一昨年頃に放流された個体のようだ。昨年もほぼ同サイズが釣れたが、ポイントが離れすぎているので別なイトウだろう。銀色が鮮やかで美しく、そして精悍な顔つきはやはりカッコイイ。以降はアタリが全くなく、夕方に再度アタリフライに交換したが、それでもアタリを得ることはなかった。
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【本日のヒットフライ】
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ブラック・ウーリーバガー #6 (キール仕様)  この冬に調子の良いウーリーバガーを、今回キール仕様に。思った以上に効果は絶大でした。